数学

ポリドロン

ポリドロン 標準セット出版社/メーカー: 東京書籍発売日: 1999/11/01メディア: おもちゃ&ホビー購入: 2人 クリック: 48回この商品を含むブログ (1件) を見る ポリドロンという多面体おもちゃを買った。前々から気になっていたのだが,ゴールデンウィークに…

外接球,内接球,稜接球

・半正多面体の対称性 アルキメデスの立体の大半は,正多面体と同じ対称性をもっている。ねじれ立方体とねじれ十二面体だけは,対称面がないキラルな多面体なので,鏡映対称性をもたないが,そのほかのアルキメデス立体は,正多面体と同じ鏡映対称性をもつ。…

補遺

●参考文献 1.ロビン・ウィルソン 「四色問題」 2004 新潮社 訳者は茂木健一郎。ただ,あとがきでモギケン自身が述べているように,下訳は別の人が行なっている。数学者でもない彼が下訳をどのようにブラッシュアップしたのか(できたのか)は不明。とはい…

放電法,D可約性,C可約性

四色問題では,二〜四辺国は可約配置だが,五辺国は違った。四色問題における可約配置の不可避集合を初めて見つけたのはアッペルとハーケンだが,可約配置の不可避集合はただ一通り存在するのではない。現に可約配置の不可避集合は複数セット見つかっている…

五辺国は可約か?――ケンペによる四色問題「解決」

四色定理の証明は,五色定理とくらべて格段に難しい。四色問題に関する可約配置は当然すべて五色問題に関する可約配置である。しかし,逆は真でなく,五色問題の可約配置は必ずしも四色問題の可約配置ではない。五色問題では,二〜五辺国がいずれも可約配置…

五色定理――可約配置の不可避集合をつくる

四色定理が正しいのだから,それを弱めた主張「平面上のいかなる地図もたかだか五色で塗り分けられる」も,当然成り立つ。この五色定理の証明は比較的簡単だ。「可約配置」の「不可避集合」を作って証明するのは四色定理と同様である。 まず,準備としてある…

四色定理

最近数学に凝っていて,いろいろ読んでいる。もちろん専門の本ではなくて,素人向けの啓蒙書ばかりだが,とても勉強になる。今読んでるのは「数学ガール」という異色の数学本。高二の「僕」が同級下級の美少女たちとちょっと背伸びした数学を学んでいくとい…